令和8年度 卓越した技能者表彰
厚生労働大臣表彰
髙松雅子が
「現代の名工」に選出
髙松 雅子
MASAKO TAKAMATSU
花の仕事に50年以上。
髙松雅子の制作技能と、
後進育成の歩みをご紹介します。
厚生労働大臣表彰
「現代の名工」とは
「現代の名工」は、卓越した技能を持つ現役の技能者を、
厚生労働大臣が表彰する制度です。
優れた技能に加え、産業の発展への貢献や、
他の技能者の模範であることも選考の要件とされております。
髙松雅子の制作技能
一輪の表情を、花弁一枚から。
一点物の作品に合わせて、花の咲き具合や向き、花弁の重なりまでつくる。髙松雅子の制作は、一輪を形づくる花弁にまで及びます。
形や大きさがそろえられた既製の花材だけでは、表現できる姿に限りがあります。生け花と西洋のフラワーデザインを学んだ髙松は、作品に必要な表情を生み出すために、花弁を分解し、一枚ずつ組み直しています。
花弁を見極め、支え方を選ぶ。
薄く繊細な花弁は、一枚ごとに形や性質が異なります。その違いを瞬時に見極め、ワイヤーの太さや特性、施し方を選び分ける。花弁ごとに適したワイヤリングを施し、目指す花の姿へと組み立てていきます。
この判断と技術を培ってきたのが、数多くのブーケ制作です。かつては毎年ブーケショーを主催し、花の表情をつくる技を磨いてきました。
別の花の花弁から、求める花の姿へ。
プリザーブドフラワーとして用意できない花の姿も、別の花材の花弁を使って表現します。花弁を素材として捉え直し、求める一輪をつくり出す。その技能が、一点物の作品で表現できる花の幅を広げています。
MASAKO MODESTE
技能を、もう一度、花の仕事へ。
長年、花を学び、教室を開き、その魅力を伝えてきた教え子たち。コロナ禍によって人が集まる機会が制限され、多くが教室の閉鎖を余儀なくされました。
何十年もかけて培った技術や知識、経験を、これからも花の仕事に生かしてほしい。大好きな花の世界で、もう一度活躍できる場をつくりたい。それが、髙松雅子と、髙松の甥である山口智大が共有した願いでした。
その願いを形にするため、山口は株式会社EMOTION RHYTHMを設立。作品の販売やレンタルを通じて、教え子たちが技能を生かせる場をつくるために、髙松を中心とするフラワーデザイナーブランド「MASAKO MODESTE」を立ち上げました。
学び、磨いてきた技能を、仕事として生かせる場所へ。MASAKO MODESTEは、デザイナーたちが花とともに歩み続けられるブランドを目指しています。
主な経歴・受賞歴
1995年
1996年
2001年
2026年
(令和8年)
労働大臣賞
NFDユリフラワーデザインスクール「髙松万沙子教室」開校
※髙松万沙子は、髙松雅子が当時使用していたデザイナー名です。
ジャパンプリザーブドフラワーアカデミー設立
2022年
(令和4年)
愛知県優秀技能者「あいちの名工」受賞
卓越した技能者「現代の名工」に選出
主な役職・資格
ジャパンプリザーブドアカデミー協会代表理事 / NFD名誉本部講師 / NFD審査委員 / 職業訓練指導員
国家検定フラワー装飾技能士1級 / 全日本ブライダルコンサルタント・ウェディングフラワーインストラクター
MASAKO MODESTEでの制作
花弁一枚から表情を作る技能を、一点物の作品づくりに。
伸びやかな枝のラインに、淡いクリーム色と深い赤の花を重ねた作品。花と枝の間に余白を残し、装飾をまとった黒い花器とともに、凛とした佇まいを描いています。
秋彩 ― しゅうさい ―
深いボルドーの花に、金色の葉と繊細な茎の曲線を重ねて。上へ伸びるラインと下へ流れる表情が、細身の金色の花器と響き合う、気品ある一作です。
金秋 ― きんしゅう ―
プリザーブドフラワーのみで仕立てた、白い胡蝶蘭を主役にしたキャスケードブーケ。大輪の花が重なる華やかな上部から、先端へと繊細に流れるラインが、優雅な表情を生み出します。
白麗 ― はくれい ―
MASAKO MODESTEの作品をご覧いただけます。
取材・制作のご相談
髙松雅子への取材や、MASAKO MODESTEの作品制作・装花に関するご相談を承ります。
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